葬儀の火葬のときには、火葬場につくと係員が棺を霊柩車から降ろしてくれます。喪主は持参した火葬許可証を係員に渡します。葬儀社が火葬許可証を管理している場合には、葬儀社が代行してやってくれます。火葬場に同行した人たちが全員同じ場所に集まり、納めの式が行われます。

火葬炉の前の仮祭壇に棺を安置して、故人と最後のお別れをします。仮祭壇は小机のような形で、そこに位牌と遺影を飾ります。僧侶が同行した場合には、読経をあげてもらい、その間に喪主から順番に同行者全員で焼香します。僧侶が来ていない場合には、火葬場専属僧侶が読経をあげるか、係員の指示に従って焼香のみ行われます。

人数が多い時や火葬場が混み合っているときに、は素早く進めるようにします。納めの式が終わったら、棺が炉に納められて点火されます。この間全員が合掌して見送ります。炉が閉まる瞬間が一番辛いので、喪主や遺族を支えられる人を用意しておくと良いです。

火葬は約1時間かかります。この間には、控え室に移動して遺族や同行者は待機します。控え室では茶菓子か、もしくはお酒やお折詰のお寿司などの軽食で同行者をもてなします。控え室に簡易台所がついている所もあるので、そこを利用すれば良いです。

売店などがあればそこから買ってきても良いですが、ない場合には遺族があらかじめ茶菓子、飲み物、などを用意しておいたほうが良いです。時間がないケースが多いので、事前に準備しておくことをお勧めします。