葬儀から始まり法要に至るまでの一般的な流れは、まずご臨終の直後に業者に連絡を入れて、亡くなった場所である自分の家や病院などに来てもらって、お出迎えとして遺体を専用の寝台車に乗せて、斎場など安置できる場所に移し、到着したら遺体を安置して、枕飾りを行います。そして業者と、どんな葬儀を執り行なうかについて打合せをして、火葬場を予約したり、日程を決めたり、費用を見積ってもらったりします。お料理や返礼品を用意したり、会葬礼状を作成したり、生花を活けたり、花環を設置したり、役所に死亡届を提出したりといった細かい作業も業者がほとんど代わりに行ってくれます。次に遺体を棺に納める納棺を行い、祭壇を設け、お清め料理や飲物を用意してお通夜を執り行ない参列者におもてなしをします。

一夜が明けたら告別式として参列者に故人に対して、お焼香をしたり、献花をしたりしてもらって、会葬礼状と返礼品を手渡し、最期の故人とのお別れをしてもらいます。葬儀を終えたら遺体を火葬場に移して遺体を火葬してもらいます。残った遺骨を骨壷に収骨をして、初七日を繰り上げて法要として精進落としをします。精進落としでは参列者にお食事やお茶菓子、お酒などを振舞って労をねぎらいます。

そして、日を改めて四十九日法要を行い、お通夜や告別式に参列してくれた方たちに、忌明けの香典返しと挨拶状を贈ります。法要では仮の白木位牌から本位牌に取り替えて、お墓に納骨を行うという流れになります。